アイ・ウェイウェイ展
台風が迫ってきた水曜日の夜、森美術館に行ってきた。
水曜日は午後から高校の放送部にいる後輩の指導で杉並へ。指導のために集まったのは僕を入れて3人。そのうち、藝大にいる友人が森美術館にいる「アイ・ウェイウェイ展」に誘ってくれた。美術展の後はヒルズの喫茶店で楽しく雑談。いい一日でした。
アイ・ウェイウェイ展
「アイ・ウェイウェイ」いい感じの語感ですね。英語で書くとAi Weiwei、漢字では艾未未。ほんとに収まりが良くて羨ましい。
艾未未は友人によると中国現代美術を学ぶと必ず出てくる中国現代美術の大家。森美術館のパンフレットをに載っていたのは北京五輪のメインスタジアムー鳥の巣ー。そう、鳥の巣をデザインしたのが彼なんですね。つまり世界中で数十億人は彼の作品を見ていることになる。スゴいね。ブログはhttp://blog.aiweiwei.com/
肝心の展覧会はとても楽しめた。新鮮でした。工学的でシステマチック、ミニマムなデザインの作品が多い(←語彙が貧困ですね)のですが、でも無機的じゃない。形態は数学的でも作品の制作に中国の家具の伝統技法を採用しているせいか、ぬくもりが感じられた気がします。
僕が気に入ったのは、プアール茶を使った作品。一つはプアール茶を押し固めて作られた1立方メートルの立方体。なにせ素材が茶なので、この1㎥は香るんです。お茶のにおいが周囲の空間に放たれてる。セラピー効果がありそうで、家に欲しい。もう一つは同じくプアール茶を押し固めて作った茶室。地面もプアール茶。茶葉は自然物なので色や形状、質感が一様ではありません。そのため100%茶な造形なのですが、とても表情豊か。
この美術展に誘ってくれた友人は、プアール茶の作品と四川大地震を受けた作られたバッグをつなげて作られた大蛇が特に印象深かったとのこと。蛇はスクールバッグでできていて確か、地震で死んだ子供達への鎮魂を込めて作られたそうです。友人は「怖かった」と言っていました。
もう一人の友人が気に入っていたのがテーブル。艾未未は「家具シリーズ」を作り続けていてテーブル作品もその一つです。展示されてていたのは2作品。1つは通常のテーブルを天板の真ん中で90度、L時型に折って脚を無くし壁に接地。2脚が床に設置されているもの。まるで紙を折るかのように自然に折れています。2つ目は1つめを深化?させたもので、1つ目の作品で壁に設置していた側の天板をさらに谷折して脚を1つだけ壁に伸ばした3脚のテーブル。これも自然に折れてます。裏側の作り込みもされていて折れている以外は中国で普通に使われているテーブルです。
CC2.1で撮影できる
この美術展、実は撮影OK!。しかも撮影した写真はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス2.1非営利・改変禁止で使用可能。考えてみれば撮影を許可するならライセンスも示すというのは当たり前かもしれません。でも僕は、美術展で撮影した写真に明示的にライセンスを与えて再利用を可能にしているのを初めて見ました。
ちゃんと森美術館の案内にも撮影について書かれているのですが、事前に見なかったのでカメラをロッカーにしまってしまったのが残念でなりません。バッグにはE-420とパンケーキレンズが入っていたのに。会場内ではPENはもちろん、リコーのカメラユーザーが多数。GR,GXシリーズはレンズは明るいし28mmでしかも寄れるので楽しそうですね。
Flickrから作品をいくつか紹介させていただきます
というわけで、Flickrで探してみました。以下はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで撮影された写真です。Peter Bellarsさん、ripplet.jpさん、sartakさんの写真を勝手ながら貼らさせて貰います。
まずは、Peter Bellarsさん撮影の自転車で作られた作品。

続いてはプアール茶の作品。ripplet.jpさん撮影です

こちらは、スクールバッグでつくられた大蛇。撮影はsartakさんです。

9月以降のaiweiweiでタグ付けされた写真一覧でアイ・ウェイウェイの多くの作品が見れます。
「現代美術」なかなか難しく思われがちなカテゴリかもしれませんが、この美術展は多くの人が楽しめると思います。撮影はフラッフュは厳禁なので是非、明るいレンズのカメラを持ってGo!


















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